暑い中、湿気も多い季節になってきました。
外にでると紫外線が強く、む~ん湿気があります。
屋内に入ると、ガンガンにきいているクーラーで凍えてしまいます。
ほんらい人の体はうまくできていて体温調節がうまくできるようになっていますが
急な温度差が5度以上あると、すぐに体温が調整できずに、
自律神経のバランスを崩してしまいます。
また冷たい物をとることで胃腸を傷つけてしまいます。
冷えだけではなく、食欲不振・吐き気・体が重い、頭痛、不眠
などがおこりやすくなります。
食欲がなくなり、あっさりした冷たい物サラダ・そうめん・アイスクリーム・プリンなどを
とることで悪循環でより胃腸を傷つけてしまいます。
その時におすすめなのが、具沢山+生姜がたっぷりはいったスープです。
生姜は胃腸を温めるし、蠕動運動を高めて代謝をあげてくれます。
スープ自体も温かいですし、中には野菜・お肉などのエキスがたっぷりでていて
消化吸収がいいので胃腸を休めることができます。
私は玉ネギ・人参・キャベツ・こんにゃく・肉(豚かとり)・生姜・コンソメの素で作ります。
お腹が温まりますよ。
カテゴリー別アーカイブ: 漢方薬
陰(月)と陽(太陽)
26日土曜日は満月&月食でした。
私は満月は知っていたけど、部分月食とは知らなかったです。
月光浴をしようと外に出たら、残念ながら月は雲に隠れていて見えなかったので
少し雲が流れるまで待っていました。雲がようやくなくなり月が出現!!
あれ~!!月の上が欠けている、三日月になっている~
???満月というのは私の勘違いだったかな?
あまり不思議にもおもわず納得してしまいました。
その後、母からの電話により月食と判明。あまり深くは考えなかったけど理由はあったのですね。
そうするととても、この満月の月がありがたいと思い、何度も何度も月光浴しました。
満月の月のあかりはとても明るく輝いていて、
薄い雲がかかると、その周りに虹のように光っています。
美しすぎる
テンションがあがり
月光浴をしたので陰のパワーを補充完了、
次は日光浴で陽のパワーを補充しなくてはと思い
主人に、明日は朝日を見にいこう~とお誘いし、27日の5時30分
南部の知念岬公園に行きました。
雲がかかり、地平線から出てくる太陽は見ることができなかったのですが
雲の間から見えた太陽は、温かく輝いていました。
体では、お腹側が陰・背中が陽で太陽膀胱系という経絡もあるので、
背中に太陽の光をいっぱい浴びぽかぽかさせました。
すべての事柄には陰・陽の2つがあります。
また陰の中にもまた細かく陰陽2つに分かれます。
男女でいうと陰は女・男は陽にあたります。
陰は月・陽は太陽
陰は血液・陽は気(エネルギー)
陰である女性には月経と月に関する言葉で表わすものが毎日あります。
女性には陰が大切なので血液がとても重要になってきます。
陰陽はバランスです。
なにもかも多ければ良いわけではありません。
バランスのよさが健康状態の良し悪しです。
家庭での男女も陰陽バランスですね。
私は陰だけど、どちらかというと男っぽいので陽の部分も多い
主人は陽だけど、女性らしさがあるので陰の部分も多い
そんな2人なのでバランスがとれています
そんな主人が一言、私に付き合い、4時から起こされる夫はたいへんと言ってました
便秘
ある雑誌の「腸の不思議 腸の健康」という記事が載ってきました。
これは腸の専門家3人による対談になっています。
興味深い話が書いてありました。
長期間カロリーを減らすダイエットばかりしているような人は、腸の筋肉が薄いそうです。
内視鏡検査で腸の内側をみると、腸と接している肝臓が透けて見えます。
また、腸が長く伸びることもあり、内臓脂肪が減るので、腸が支えを失い垂れ下がってしまい
「伸びた腸」になってしまうそうです。そうすることで便秘になってしまいます。
きっちりとした食事をとらないと、腸管の筋肉は発達しなくなります。
腸の栄養だけではなく運動も足りなくなります。
健康な人の腸はとてもきれいだそうです。
腸の筋肉もなまけるんですね。
漢方で考えるとこれは「気虚」という状態です。
ダイエットだけではなく、長期で下剤を飲んでいる人は
無理やりに腸を動かしたり・下剤は体を冷やすのでより腸管運動を悪くしてしまいます。
お年寄りなども、長年腸を使い続けているので気虚の便秘が多いです。
イメージですが、蠕動運動で押し出すための筋肉の弾力性がなくなる
筋肉のしまりが悪くなりゆるゆるになり、しっかりと便を押し出す力がなくなります。
この場合は、下剤を飲んでたら悪循環になります。
筋肉のパワーをつける「補気剤」を使うとうまくいきます。
漢方薬「麦味参顆粒」がおすすめです。
腸の筋肉のパワーをつけるのと、腸内の潤腸作用があります。
自分の腸筋肉が緩んでいるな~とおもう方、
下剤を飲んでもなかなか効かない方におすすめです。
春
前回の記事にラジオFM21で
『漢方的に考えた季節・・・春』について話したと書きました。
その内容ですが、
当薬局で発行してる情報誌『ゆい』にも
同じ内容を載せたので、そのままブログにも載せます。
いっせいに緑が芽吹く春は、心や体のものを外に出そうとする時期です。
良いものも芽吹かせる事ができますが、体に溜まった悪いものも外に出すことができます。
『体の大掃除』の季節になります。
普段はお肌の綺麗な人でも、春にはなぜかにきびや吹き出物に悩まされがちになります。
漢方で考えると、春は、五行説の『肝』にあてはまります。
肝の働きは、すべての臓器をスムーズに動かす司令塔の役目をしています。
西洋的にいうと自律神経・ホルモンのバランスを取っています。
春というのは自律神経にも影響がでてきてイライラしたり、落ち込んだりすることがあります。
また、卒業・入学・就職・転勤など、社会的環境の変化も多いので、そのことがより拍車をかけます。
ホルモンバランスにも影響があるので、生理不順の方は注意が必要になります。
ポジティブに考えると、水面下に隠れていた不調がわかるため、体の調子を整えるには絶好のチャンスともいえます。
養生法としては、食品としては『酸味』を取る事です。酢の物・レモン・梅干
しかし、酢がいいからといってお酢を直接飲むと、胃が荒れてしまうので
絶対に止めて下さいね。酢の物でお願いします。
『ほろ苦い』新芽の物をとることで、解毒ができます。
わらび・ふきのとう・ふき・よもぎ・カイワレ・にが菜・ほうれん草などを使います。
身体をのびやかにするためにストレッチ・気持ちを落ち着ける腹式呼吸をお勧めしています。
漢方でお勧めなのは加味逍遥散・逍遥丸・開気丸などです。
喉が痛い~
昨日、ウォーキング・半身浴をし終わって
代謝も上がり、体も温まったぞーと思っていたら
くしゃみ連発!!鼻水じゅるじゅる
しもーた!!体を冷やしてしまった。
この体に良い事を2種類した直後、主人が帰ってきたので
あまり厚着もせず、台所に立ち、ご飯を作ったので冷えてしまったのです。
その後も喉まで痛くなり、これはやばい風邪をひくと思い、
首にタオルを巻き、
のどが痛い風邪には漢方『天津感冒片』
を飲み、2錠はのど飴のようになめながら寝て、途中起きた時にもなめ、
朝になったらなにごともなかったように元気になりました。
朝には、これは免疫力をつけなければと思い『麦味参顆粒』
を服用しました。
風邪はひきはじめが大切です。なってしまってからはなかなかよくなりません。
今回は、私の不摂生が風邪を引き寄せたと思います。
反省です
漢方は長く飲まないと効かないと思っている方が多いと思いますが、
このような急性期の対処法にはとってもすぐれています。
漢方の救急薬を薬箱にひとついかがでしょうか。
京都 2 (青不動明王)
このタイトルのブログを書いていて保存もしないのに、なぜか勝手に記事が消えてしまうこと3回
なぜなんだ?
今度こそはと思いつつ書いてます。
京都に行ってう不思議な事がありました。
京都に行くと決まった9月頃
テレビ番組『世界ふしぎ発見』にて京都のスピリチュアルスポットを放送していて、
その中で、○○寺 国宝 青不動明王が千年ぶりに御開帳と言ってました。
京都は平安京は風水にもとずいて建てられ、各方位を不動明王に守られています。
5色あり、青・赤・白・黄色・黒不動明王でその中でも青不動は最上位とされています。
これは中国漢方での基本的考えの五行説と同じです。
中国の思想の中に、陰陽五行説というのがあり、いろんな物を、それぞれの性質に合わせて、
5つにわけます。それには、色・臓器・方角・季節も入ってくるので、
それが、医学だったり、風水、八卦、いろんな分野に使われているのです。
木: 青 肝 東 春
火: 赤 心 南 夏
土: 黄 脾 中央 土用
金: 白 肺 西 秋
水: 黒 腎 北 冬
なので『青不動』は東の方角にあるのです。
テレビ番組を見ていて、風水の話をしていておもしろく、
今回、青不動を千年ぶりに御開帳を決めたのは、世の中が変化・激動していく中で
不動明王は天変地異の災いを治め、煩悩を焼く尽くす仏さまといわれているので
世の中を静めてほしいという願いからと言っていました。
無宗教な私ですが、不動明王が好きです。
青 = 肝
漢方で言う肝の役目は、体の動きがスムーズに動くようにするように命令をだす。
司令塔のような場所です。しかしストレスにとても弱い所です。
『肝は血を蔵す』とも言われているので、女性にとってはとても大切な場所でもあります。
肝にトラブルがあると、生理痛・生理不順・乳房張痛・不妊・情緒不安定・抑うつ・ため息
イライラ・かすみ目・疲れ目・爪がもろいなどがあります。
なので婦人病にとっては最高!!
不妊にとっては最高!!
肝が乱れがちなわたしにとっては最高!!
と思い、お目にかかりたい!!
○○寺の名前を覚えたつもりだったのですが、
京都行きが近づいても○○が思い出せず、インターネットをみるという頭もなく、誰に聞いてもわからず、
行お目にかかれるのを諦めて、京都に出発しました。
そしたら・・・
講習会の演目が
『青不動のこころ』 青蓮院門跡門主 東伏見慈晃
とパンフレットに書いてあるではないですが、
私が知りたかった ○○寺は青蓮院だったのです。
場所がわかっただけでなく、青不動のことが聞けるなんて、なんとラッキー
京都に行くとなってからも、観光案内本を買うも行きたい所が決まらず、予定もたてられなかった理由がわかりました。
願いは叶うんですね
ひとり興奮状態でした。
こんな偶然・必然があるんですね。
もちろん次日、青不動に会いに行きましたよ。
煩悩を焼く尽くしてくれるといわれる、お不動さん、私の煩悩は少しでも焼いてくれたのでしょうか。
その後、私が行きたいと思っていたところが面白いよう、なんだかのつながりがありました。
比叡山延暦寺には、行く予定にしていたのですが、
延暦寺は天台宗の総本山になり、青蓮院も天台宗でした。
延暦寺のご本尊は薬師如来さんでした。
私は薬剤師をしてる関係なのか薬師如来さんが好きで、
京都に行く際には、必ず東寺の薬師如来さんに会いに行きます。
2箇所でお会いすることができました。
延暦寺の東塔には大講堂があり、そこには、天台宗祖の最澄さんの母が祀られていて
子宝・子どもの健やかな成長を願うとあったので
お参りしてきました。
今回の旅は、よく理由はわからないけど、
すべて繋がっている様な気がして不思議でした。
心の掃除をしてきたような気がします。
あまりお寺とか宗教とかの事を知らないので、パンフレットとか、
その場所にある看板を読んで私なりに思ったことを書いているだけなので
間違っていても許して下さいね。
文を読んでいただきありがとうございました。
洗濯物の干し方・・・漢方の話に脱線
主人に洗濯物の干し方を指摘されました。
「タオルの端はきっちり合せた方が、たたむ時にもたたみやすいよ~」
そうだったのか・・・
私がタオルをたたむとゆがんでいるけど、主人がたたむと1つの塔の様に綺麗になります。
私もがんばってトライしてみたけど、やっぱりゆがんでしまいます
それは愛情がこもっていないからなのか?
いままでこのやり方で支障がなかったしな・・・
気にならないと、訂正の使用がありませんね。
今回は指摘されたので、お互いに歩みより直していきたいと思っています。
その方がパートナーも気持ちがいいということだもんね。
このブログを書きながら思い出したことがありました。
自分の体を知らないと、なおしようがないということです。
漢方は、個人の体質によってつかいわけていくのですが、体質をわかるためには
問診といっていろんな症状を聞いていきます。
例として頭痛でお困りの場合には、
・場所・・・前頭部・後頭部・側頭部・首すじ・目の奥
・痛み方・・・張ったかんじ・脈うつ・刺す・しめつけられる
・時間・・・起床時・夕方・緊張時
・気候・・・天気が悪い時・暑い時・四季
その他にも
睡眠・食欲・冷え・生理(女性)・便通
など聞いていき、体質を見極めます。
なので質問事項に関して答えがあった方が
判断材料が多い方が、細かく漢方を決めていくにはとても有効になります。
結構、答えられない事が多いです。
当薬局に来店していくうちに、何度も聞かれるので自分の体を知っていきます。
そうすると、不調なのはなぜなんだろうと考えます。そしたら治すこともできます。
上記に書いたことと同じことですが、知らないと次に進めないのです。
逆に知ることがなおすことの第一歩なんです。
そのお手伝いをしているのがおなは薬局です。
おもいっきり脱線してしまいましたが、よろしくお願いします。
いつも脱線ばかりのブログを読んで頂きありがとうございます。
主人の夢で・・・
夢の話
主人が着るものがなくなり、私のジーパンが傍にあってはいてみたら・・・
おなかはきつきつだけど・・・お尻がぶかぶかだな~と思ったそうで。
夢の中なのに 『やっぱり』と思ったらしい
私のおしりが大きいと言いたいんだよね!!
夢の中だからって、正直に言ったということだよね!!
そーさ!!私は顔は小さいけど下半身デブ・洋ナシ型ですよ。
普段は白衣で隠してあるけど、脱ぐとビックリ
下半身が太いお尻がというのは、
重力に負けて脂肪が下に付く事から気虚(エネルギーがないと)というタイプです。
気虚タイプの太り方は、
下半身が太り、上半身が痩せぎみ
下腹部がぽこっとでている
お尻が下がっていて太ももとの境がない
体重のわりに体脂肪が多い
あまり食べないのに太る
などがあります。
その他のタイプとして
気滞・・・ストレスが多く、体重の増減が激しい
湿熱・・・全体的に太っていて、食欲旺盛
お血・・・背中や腕など、みためより体重がある
その人の体質により太り方も違ってきます。
私は主人の夢から判断すると・・・
気虚タイプです。それtみためより体重があるので
お血タイプの肥満です。
食事制限をしないで、体質を改善しながら、自然に痩せていく方法もあります。
この場合、急激にやせることは難しいですが、1kg/月くらいをめやすとなると思います。
しかし体調もものすごく良くなる事間違いなしです。
体調を整える事を重視して、ついでにダイエットという方法もありますよ。
個人の希望に合せてのダイエットを心がけています。
気軽にご相談下さい。
スイカ
朝出勤してきたら、母がすぐに
母:「昨日の夜、何回トイレに起きたと思う?
最高記録だよ」
私:「5回くらい?」
母:「いや2回だよ。すごいんじゃない」
私の心の声:「2回くらいは普通にあるんじゃないか?5回とかよく聞くけど・・・」
母:「昨日スイカを寝る前に食べたからかな」
私:「スイカは利尿作用があるからね」
母:「どうりで朝、足がむくんでないんだ」
スイカは利尿作用の強い果物です。
スイカの成分は約90%が水分で栄養がないように思われがちですが
ビタミンA・B1・B2・C・カルシウム・リン・鉄・カリウム・グルタミン酸・アルギニン
など多くの栄養が含まれています。
そのうちのカリウムが多く含まれているので利尿作用がありむくみに効果
があります。
またスイカは体を冷やす果物なので体に熱がこもりやすいこの時期には
使いやすいです。
しかし、冷え性や下痢をしている時などは控えてくださいね。
その季節にできた食品を食べる事が一番体にはいいとされますが、
現在では、クーラーもはいり、冷蔵庫・氷・アイスクリームと
体を冷やすものは、
季節の食材ゴーヤー・とまと・きゅうり・スイカ・なすなどに比べると
もっと強烈に体を冷やしてしまいます。
なのでそのような食材を食べ過ぎるのもよくありません。
現在は、クーラーで冷えた体・冷たい食品で冷えた胃腸の冷えを
温めつつ旬の食材を食べる必要があると思います。
ゴーヤー
今は旬のゴーヤは、漢方的にいうと
苦味があり体を冷やす作用を持っています。
なので夏に食べるととってもいい食材です。
夏ばて防止には最適です。
以前に中学校の保健委員会で栄養士の方が
ゴーヤーの話をしていました。
その方によると不溶性のビタミンCがとても多く含まれる
(通常はビタミンCは水に溶けてしまいます)
ので体に良いですよと話していました。
陰陽五行でいうと夏の季節は臓腑でいうと「心」と関係があり
味でいうと「苦味」になります。
「心」は心臓・精神の部分を司っていて、夏は心臓の動きが鈍くなり
むくみや循環不良がおこります。
食養生でいうと苦味の物を食べると良いといわれているので、
ゴーヤは最適です。
ちなみに「苦味」とは固める作用と熱を取る作用があるといわれています。
昔はクーラーもなく夏になると体に熱がこもるので、ゴーヤは必需品だったとおもいますが、
今はクーラーもがんがんに効いて、体が冷えている人が多いので
自分自身の体調をみながら、うまくゴーヤを使い
夏をうまく乗り切って欲しいと思います。