便秘

 ある雑誌の「腸の不思議 腸の健康」という記事が載ってきました。
これは腸の専門家3人による対談になっています。
興味深い話が書いてありました。
長期間カロリーを減らすダイエットばかりしているような人は、腸の筋肉が薄いそうです。
内視鏡検査で腸の内側をみると、腸と接している肝臓が透けて見えます。
また、腸が長く伸びることもあり、内臓脂肪が減るので、腸が支えを失い垂れ下がってしまい
「伸びた腸」になってしまうそうです。そうすることで便秘になってしまいます。
きっちりとした食事をとらないと、腸管の筋肉は発達しなくなります。
腸の栄養だけではなく運動も足りなくなります。
健康な人の腸はとてもきれいだそうです。
腸の筋肉もなまけるんですね。
漢方で考えるとこれは「気虚」という状態です。
ダイエットだけではなく、長期で下剤を飲んでいる人は
無理やりに腸を動かしたり・下剤は体を冷やすのでより腸管運動を悪くしてしまいます。
お年寄りなども、長年腸を使い続けているので気虚の便秘が多いです。
イメージですが、蠕動運動で押し出すための筋肉の弾力性がなくなる
筋肉のしまりが悪くなりゆるゆるになり、しっかりと便を押し出す力がなくなります。
この場合は、下剤を飲んでたら悪循環になります。
筋肉のパワーをつける「補気剤」を使うとうまくいきます。
漢方薬「麦味参顆粒」がおすすめです。
腸の筋肉のパワーをつけるのと、腸内の潤腸作用があります。
自分の腸筋肉が緩んでいるな~とおもう方、
下剤を飲んでもなかなか効かない方におすすめです。