月別アーカイブ: 2009年8月

不妊治療

日本経済新聞に載っていた記事なのですが、2006年に出産した30代女性を対象に5月下旬に実施した調査で、
「不妊治療を受けていた」との答えが13.8%あった。
出生数の過半数を占める30代女性の間で、不妊治療に抵抗感が薄れ、期待が大きいことがわかった。
妻の受診率13.8%に対し、「夫が受けていた」と回答したのは3.5%だった。
(日経ネット いきいき健康 6月10日配信より抜粋)
厚生労働省の統計では、平成18年度の出生率は109万2662人。
うち30代の出産数は58万8千人と出生総数のの約54%を占めています。
40代は2万2千人になっています。 
漢方の中では女性は35歳、衰え始めるといいます。
卵巣も動きが活発なのは30代前半まで、37~38歳頃を境目に卵巣の働きは徐々に衰え始め、
女性ホルモンの分泌量も減少しはじめます。
体外受精の妊娠率、分娩率を見ると、35歳以上はぐっと低下します。
卵子の老化、子宮環境の悪化、全身のバランスが悪くなることが、妊娠しずらい結果となっています。
30代での出産が多くなっている一方、データー的には妊娠しにくい体になっていくと言われています。
いっけん矛盾しているように見えますが、30代以上で妊娠を希望している人は、かなりの数いらっしゃるけど、
多くの方が叶ってないのではないかと思いました。
年を重ねることは、皆さん平等ですが、体に気をつけてあげることによって、
老化を遅らせることはできるのではないかと思っています。
昔は早くに結婚をして子供を20歳代で産むことが普通で、
30~40歳代には生殖機能を使う必要がなかったので出生率は低かったのですが、
今は晩婚で子供を産むのが30歳代になっています。
ということは昔よりも女性は自分の体に目を向け大切にしていく必要があると思います。

ブログの移しかえ

ブログの移しかえをしていると、
いろんな事を考え書いたんだなと思いました。
今は2007年の物をみているのですが、
おなは薬局に勤めるようになって2年目で、
漢方相談を本格的にスタートした時です。
不妊のことも興味はあれど、なにもわからずに
にたくさんの事をお客様に教えていただきましたニコニコ
今では少しは皆様のお役にたつ情報がお伝えできるようになったのではないかなと思っています。
みんなに支えられここまでこれたことをブログを振り返ることにより実感できて嬉しいです。



砂糖

深夜番組で和田あき子やしょこたんが出演している番組を見ていて、キュウバ人は砂糖が大好きで、コーヒーに5~6杯入れると言っていました。その他に、傷の止血止めに砂糖を傷口に塗ると紹介されていました。
いつもお客さんには体を冷やすし、血液の循環を悪くするので砂糖とくに白糖は取らないように指導しているのですが、
なぜ糖が傷口を治していくのか調べたくなりました。
①肉芽形成の促進・・・糖の粒子が側面に細かい傷を作り、
                傷の修復機能が働きます。
                吸湿性があるので、ジュクジュクした傷の水分を
                吸い取ってくれます
②細菌の成長の阻止・・・糖の液体が浸透圧の高い環境を作り、
                 水の小活性を低下させることで、
                細菌の利用ができる水分をなくし、死滅させます。
                ちなみに、婦宝当帰膠が甘いのは、保存剤を入れたくないので
                安全な糖分を入れています。
                ちなみにカロリーは1回4mlで13kcalになります。
また、糖は頭を働かすエネルギーにもなるので、糖がないと頭がボーとしてきます。
 糖分はとても必要なんです。なので、糖が体に悪いのではなくと、バランスが大切だということです。

梅雨の時期に食べたい物

梅雨の時期には胃腸の機能が落ちてくるため、水がたまりやすく、体が重くなります。沖縄だとクーラーも入り、体を冷やしてしまうため、より代謝が悪くなるため、水がたまりやすくなります。
お客さんの中にも調子が良く来ていたのが、体調を崩される方が多くなってきています。
足湯、半身浴などで、体を温め、代謝をあげて水を出すようにしていく必要があります。
あとは食事から水分代謝をよくする食品を使いつつ、胃腸に負担のかけないようにするひつようがあります。
水分代謝をあげる食品・・・玄米・はと麦・海藻・きのこ類、豆類
避けたい食品・・・カフェイン(コーヒー、紅茶)や甘いお菓子、スナック菓子、脂っこい物、多量の塩分、糖分、
          脂肪分が含まれており、取りすぎると胃腸に負担をかけ、体内に過剰な水分を溜め込む

学校薬剤師

今年から南部にある学校の学校薬剤師をしています。
仕事としては学校が衛生的に安全であるかを管理していく役目です。
主なものに水質、照度(教室の中の明るさ)、空気(換気が悪くなっていないか)などが検査基準に達していて、子供たちの健康に害をおよぼしていないかを確認していきます。
今回初めて学校薬剤師になって、子供の環境というのは私のような薬剤師によっても守られているんだということがわかりました。微力ながらも、子供たちの健康面をサポートできる立場になりましたので、ガンバっていきたいと思っています。
昨日は水質検査で学校にいったのですが、プールで泳ぐ子供たちを見ていると、飛び込んで一緒に泳ぎたいという衝動にかられました。
小さい頃から、女の子にもかかわらず水を見るとパンツいっちょうで飛び込んでいたようなので・・・じーぐるーなんでしょうね。(^^)v

肌のシミ

シミについて講習会で学びました。
日焼けで色が黒くなるというのは皮膚細胞が傷つくのを守るために肌色を黒くして紫外線の影響をうけないように、体の防御反応としておこることで、太陽にあたらなくなると肌は白くなります。
シミというのは紫外線にあたりすぎて細胞が遺伝子レベルまで傷ついてしまった時にできます。と
いうことはできてしまったシミというのは取れないんじゃないかと思いますが、時間がかかりますが取れてきます。取れ方としては、ぱっといっぺんに取れるのではなく、白斑のように所々白く色が抜けていき、いつのまにかなくなっているとい
う経過をたどります。
シミをとる方法ですが、その前に皮膚の構造について書きます。皮膚は何層ににもなっているんですが、一番下が真皮でそこまでは血管があり、その上の細胞に栄養を送っています。その次が何層にもなっている表皮です。
表皮の一番下は基底層で、その部分の細胞分裂がおこり、古い細胞が表面に上がっていき、一番上の皮膚表面の角質層になり、それがあかとなっていきます。
通常若い時は皮膚の生まれ変わりは、基底層から角質層まですすんで垢になるのに28日サイクルなのですが、年齢を重ねていくと、角質層から垢になるのが遅くなり、角質層が厚くなってしまします。よって35日サイクルとかになるのです。
まさに「年を取ると面の皮が厚くなる」ということになります。
シミというのは表皮の細胞の一部がメラニン色素により黒くなっているということですから、これを皮膚の代謝をあげて早く脱皮することにより黒くなっている表皮を垢として出す必要があるのです。となると方法は
①皮膚代謝サイクルを28日にもっていくために、皮膚に栄養を与えている真皮の部分の血流をよくする必要があります。
 質の良い血液を循環させる為に、食事療法・漢方薬・サプリメントを使います。
②角質層の厚みをとるために、ピーリングをして余分な物をとってしまう。
 それと外から角質層に栄養を与えないといけないので、化粧水を皮膚に入れ込みます。
③シミは油の多いTゾーンにはできないとおもいませんか?油の少ない頬にできています。
 油が紫外線をカットしています。なのでシミができないように、程よい油オイルを塗ります。
そうしていくことによりだんだん半年くらいでは薄くなっていきます。
漢方的に考えるとシミはお血(血液循環が悪い)で表面的で、目に見える症状の一番最初にあげられるものです。まだ表面だけのお血ならいいのですが、もしかしたら内臓のお血にこれからなるシグナルかもしれません。
基礎化粧のスキンケアーの方法をおさらいです。
クレンジング→洗顔→ピーリング→マッサージ→パック→化粧水→化粧水パック→美容液→乳液→クリーム 
私もトライしたのですが、なんだかんだで1時間くらいかかりました。
綺麗になるというのは、時間がかかるもんですね赤ハイビスカス

コウノトリ公園

兵庫県但馬地方にある「コウノトリの郷公園」に行きました。秋篠宮ご夫妻が訪問されて、その後紀子さまがご懐妊をされたことで有名になった場所です。その後妊娠を望む方が多く訪れている場所です。そこでもあやかることができたらと思い、何度かトライしたのですがとても交通の不便な所で 断念していたのですが、ようやく行くことができました。
そこの公園で売っている記念切手をはり、コウノトリの形をしたポストに投函すると特別消印が押されるとインターネットで知ったので、おなは薬局でご縁があった皆様にはがきをだそうと思って準備していったのですが、な!なんと!
切手を売っているはずの売店がないんです(><)ちゃんと電話で公園の方に確認をしたのに・・・切手がないんです。そこで私は涙ながらに訴えました。「沖縄からこのはがきを出すためだけにここに来たと、どうにかなりませんか」と懇願しました。そしたら「切手があったらはがきを預かって次の日に出してあげる」と言われて、郵便局に切手があるか問い合わせてしてもらったのですが、人気で完売しているとのことでした。がーん!!手はつきたかと思ったのですが、
個人で何枚か持っている方がいらして譲ってもらえました。それでも枚数が足りなかったので、公園の方が見かねて「明日は仕事が休みなのではがきを預かり普通の切手をはり、記念スタンプを押して投函してあげるよ」と言われ、ご好意に甘えてお願いしてきました。 なのでそういう事情ですので普通の切手がはられいると思いますが、ご了承くださいね。
なんだか不思議な感覚でした。その場所に行くことができたのも奇跡だし、その場所で公園の皆さんのお力を借りてはがきを出すことができたのも偶然ではないと思います。このブログを見てくれたすべての方にもコウノトリが赤ちゃんを運んできてくれますように
薬局にはその時のハガキを飾っています。

不妊の漢方金額

漢方は高い物と思って、なかなか手がだせない人がいらっしゃると思うので、だいたいの目安の金額を書いときます。2万~/月になっています。人によってはゆっくりで良いとおっしゃられる方は約1万で長く飲まれています。また年齢が40歳を超えると金額が高くなってしまいます。
これは私の考えなのですが、体外受精を予定していて、女性はホルモン剤を使用しても卵ができない、子宮内膜が薄くて卵が戻せないという方が結構いらっしゃいます。そんな時病院では次の周期にまた予定が組まれます。はたして卵ができなかった体の状態で、一ヶ月たったら卵ができるようになるということがあるのでしょうか、まず母体がしっかり質の良い血液の循環が良くなることが先決だと思います。男性は精子量は日によっても違うしストレスの影響を受けやすい物です。なので女性の排卵に合わせて、精子の状態をマックスに持っていく必要があります。2人の体の状態がよく、タイミングが合えば必ず成功します。体外受精の事で書きましたが、その他でも同じことが言えます。体外受精をするのには何十万をお金がいります。漢方を使って体を作ってからの方が成功率もあがり、金銭的にも安くつくのではないかと思います。

未病

体の不快な症状を訴えるとき、本当は前からちょっとした前兆があったと思います。例えば不妊の方で子宮内膜が薄いと言われた方は、以前から生理の症状でいえば、生理量が少なくなったり、固まりがでたり、生理痛がひどかったりなどしています。その他の事としては、爪が割れやすくなったり、髪が細くなって切れやすい、抜けやすい、化粧のりが悪い、肌が乾燥して痒い、口唇が乾燥する、口唇の色が悪い、うぶ毛が濃くなる、体が冷えるなどいろんな症状がでてきています。それはすべて質の良い血液がないのと、循環が悪いのが原因なのですが、それらが急にいっぺんにでてきたかというとそうではないと思います。ちょっと気になるから、今の子宮内膜が薄いといわれる状態まできていると思います。その小さい症状があるうちに、対応しておけば悪くもなら なかった思います。漢方では未病(病気ではない症状)をみつけてそれが悪くなって病気にならないように体のバランスを整えていくことを得意としています。
体はもって生まれた体質+生活環境(地域・食生活・活動・ストレスの有無)=現在の体調
なるまでに時間がかかっているのですから、治すまでにも時間がかかります。ダイエットでもそうですが、急にやせるとリバンドの可能性も高く、体の不調が伴う場合があります。しかしゆっくりと時間をかけてのダイエットは維持することもでき、綺麗に痩せられます。漢方での体作りもいっしょで時間がかかります。ぱっと最終目的が達成されるのではなく、徐々に気になる症状がなくなりよい結果につながっていきます。不妊の場合にはいつも半年は続けてくださいと伝えます。今までのひずみがきているのですから、焦らずに半年は体作りと思って続けていたたければと思います。たくさんの成功例もでていますの安心して利用されてくださればと思います。

嬉しいこと

40代の女性の方から嬉しい報告をうけました。この方は不妊症で漢方薬を飲んでいたのですが、髪の毛の白髪がなくなっていると喜びの声がありました。すご~い!!「髪の毛は血の余り」 といわれているので、体に血液が満ち足りてきているので髪の毛に栄養分が回ってきているのだと思います。ということは子宮・卵巣にも血液が充満して赤ちゃんが授かる健康作りがすすんでいるということです。 結構漢方を飲んでいると、おもわぬ良い作用が現れてきて喜ばれます。一般の薬というのは、胃薬というと胃の不調でしか使わないのですが、漢方薬では胃薬は胃の不調でも使うし、不妊症、不眠、アトピーなといろんな症状に使っていきます。逆に不妊症といっても人によって飲む薬がまったく違います。その人の体のひずみを健康な状態に戻していくので、いっぱい小さい良いことがおこってきます。いっぱい小さい体のひずみを治す事により最大の目的(不妊・生理不順)を達成するのです。