不妊治療

日本経済新聞に載っていた記事なのですが、2006年に出産した30代女性を対象に5月下旬に実施した調査で、
「不妊治療を受けていた」との答えが13.8%あった。
出生数の過半数を占める30代女性の間で、不妊治療に抵抗感が薄れ、期待が大きいことがわかった。
妻の受診率13.8%に対し、「夫が受けていた」と回答したのは3.5%だった。
(日経ネット いきいき健康 6月10日配信より抜粋)
厚生労働省の統計では、平成18年度の出生率は109万2662人。
うち30代の出産数は58万8千人と出生総数のの約54%を占めています。
40代は2万2千人になっています。 
漢方の中では女性は35歳、衰え始めるといいます。
卵巣も動きが活発なのは30代前半まで、37~38歳頃を境目に卵巣の働きは徐々に衰え始め、
女性ホルモンの分泌量も減少しはじめます。
体外受精の妊娠率、分娩率を見ると、35歳以上はぐっと低下します。
卵子の老化、子宮環境の悪化、全身のバランスが悪くなることが、妊娠しずらい結果となっています。
30代での出産が多くなっている一方、データー的には妊娠しにくい体になっていくと言われています。
いっけん矛盾しているように見えますが、30代以上で妊娠を希望している人は、かなりの数いらっしゃるけど、
多くの方が叶ってないのではないかと思いました。
年を重ねることは、皆さん平等ですが、体に気をつけてあげることによって、
老化を遅らせることはできるのではないかと思っています。
昔は早くに結婚をして子供を20歳代で産むことが普通で、
30~40歳代には生殖機能を使う必要がなかったので出生率は低かったのですが、
今は晩婚で子供を産むのが30歳代になっています。
ということは昔よりも女性は自分の体に目を向け大切にしていく必要があると思います。