夏の養生法

最近こむら返りを起こす人が多くお店に来店されます。
お話を聞いていると、昼間も夜も汗をかいている方が多い様です。
よくミネラル不足がこむら返りをおこすといいますが、ミネラルを補って、水分を取れば症状は止まるように思われがちですが、それでもなかなか治まらない人がいます。
その場合には開ききった汗腺を閉めて、汗のかき過ぎを止める必要があります。汗を多量にかきすぎるということは、体に必要な水分、栄養素がでていき、エネルギー不足の状態におちいりやすくなります。
通常はそのエネルギーは汗腺を閉める働きもしてくれているので、それが減るということは汗腺を閉める力がなくなり、悪循環におちいり、ミネラルをとっても、水分をとっても汗として出ていってしまうことになります。
そこで夏の食養生として、体に 水分を生む食べ物を上手にとって欲しいと思います。梅干とかが最適です。
①酸っぱい物は唾液の分泌をうながし、体液を生み出す作用があります。
②収斂さようがあり汗腺を引き締めて、汗のかき過ぎを抑えてくれます。
③抗菌作用があり食あたりの予防になります。
④酸っぱい物としては酢なども良いとおもいます(酢を飲むのは胃を傷つけてしまうので、酢の物とかが最適です)。
毎年夏はこむら返り、息切れ、動悸など夏に体調を崩しやすい方はお試し下さい。
またもう症状がおこってしまっている方は食品ではなかなか難しいですので
元気をつける人参、収斂・止汗作用のある五味子、体液を補う麦門湯などの生薬からなる「麦味参顆粒」をお試し下さい。