ある雑誌をみていて、いい言葉が書いてありました。
私が言いたい事が、文章になっている
これは忘れないうちにブログにアップしなくてはと思い書いています。
Q.漢方とはどういうものですか?の質問に対し
A.ご自身の底力アップを応援するものです。
人には、自分で体を正しい位置に戻す(健康)力があります。
しかし、多くの人にはその底力に対する認識がなく、自分で心の中にロックをかけている。
自分の底力(潜在能力)の存在を認識し、
それを引き出すパイプが漢方薬です。
ではその漢方薬を処方する私の役目は?
その方の症状を聞いて、その方にあった漢方を間違いなく選択していくのはもちろんですが、
お会いする度に、不妊症であれば、
体調の変化、基礎体温表の変化などをみていきますので、
ご自身をみるようになってきます。
そうすると、ご自身の底力(潜在能力)の存在がわかってきます。
潜在能力を目覚めさせ、そのパイプを太くしていく
お手伝いをしていくのが私の役割だと思っています。
たくさんの人の笑顔になれるお手伝いができることに感謝しています。
カテゴリー別アーカイブ: 不妊症
おめでたい
今日はひとりで店番です。 18時までいますので遊びに来てくださいね。
出勤したら、机の上にお菓子が
メッセージカードが入っており、お客様からの妊娠報告でした。
現在6ヶ月で安定期にはいっているようで、こんな嬉しいおすそわけはありません。
いつ聞いても嬉しいことです。
秋も深まり、暑くもなく・寒くもなくいい季節になってきたので
よい報告がたくさん続かないかと楽しみにしている日々です。
このような報告いただくのは、不思議と伝染するので・・・ウホホホ
不妊治療での漢方薬の位置づけ
不妊治療において漢方薬の治療効果というのはどのくらいあるのでしょうか?
実験的には有効とされるエビデンスは私はあるのかわかりませんが、
私の経験から、効果はあると思います。
しかし、『漢方を飲む = 妊娠 』ではないように思います。
とってもまじめに飲んでいただいてるお客様がたくさんいらっしゃいますが、
全員が妊娠するとは限りません。
漢方を飲むということは、妊娠しやすい体を作ることだといいますが、
体に不調を訴えている人・不摂生をしている人でも
妊娠をするので必ずしも体を作らないと妊娠をしないということでもないと思います。
そしたらなんのために?
と疑問がわいてくると思います。
私が思うのは、妊娠をするという事よりも、妊娠してから後のこと、
授かったあかちゃんに、たくさんの栄養を与えるための準備をしているんだと考えました。
体を作っているかどうかは、我が子の健康状態に影響している。
妊娠が目的ではない、自分の子どもを授かり元気に育てるのが目的なのでその一歩が
体づくりだと考えました。
私の師匠にも聞きました。
妊娠をするというのは、自然界の動物はあたりまえのこと。
人間もあたりまえのことです。
体調にちょっとしたひずみがあるから、自然に体を戻してあげるだけだと言ってました。
本来のリズムにのれる体に戻してあげる本能をよび起こす事ができます。
漢方の考え方には、体の中にも、自然界があると考えます。
通常の環境(季節・時間・生活環境)を大宇宙、人体を小宇宙といいます。
自然のあたり前のことに体のリズムを整えていくのが健康で、
子孫を残すことも、動物として当たり前のことになってくると思います。
漢方薬は薬ですが、使い方によっては、あなたの体に眠っている力を取り戻してくれると信じています。
夫婦が協力するとは?
『妊娠は女性ひとりの問題ではない。夫婦2人の問題だ』
といわれますが、
どちらかに病院の数値的に不妊の原因があっても、
そのことが子どもができない100%の原因ではないし、
実際に子どもに恵まれる人がいます。
妊娠とはどんな治療をしても100%にはなりません。
なので男女共に妊娠に良いといわれる事を実践して確立を高めていくことだと思います。
その意味でお互いに努力をしていくという事を夫婦協力していく事だと思っていました。
精神面での心のケアーもお互いに話し合いをし治療方針を決めていかれると思います。
ところで、
夫婦でどのくらい話し合いをしていますか?
私の場合でいうと、不妊症治療のリスク・排卵日・妊娠の○×・将来の子どもが生まれた時の子育て方法など
くらいしか話していなかったと思います。
どちらかというと負の要因をよく話していたように思います。
あるお客様は、すべて話すと言われていました。
すべてとは、男女の体の仕組み・妊娠の仕組み・病院での現在の治療・漢方の治療・体調・気持ちなどです。
良い事も悪い事も全部です。
ご主人さんが理解できるように、子宮の図も用意して説明し、
理解しているか、自分の言葉で話してもらうようです。
なぜそこまでするのかと聞くと
「子どもが欲しいというのは2人のことなので、女性ひとりでかかえているのはおかしい。
男性は性については教育を受けていないのでまったく知らない。知らないのは教えていかないといけない。
よくご主人さんが協力的ではないというけれど、知らないものは質問もしようもないと思うから。」
メリットとして言われていたのは
①客観的に現在の状況をみてくれる
女性は、どちらかというと今の生理周期のことしか見えなくなり、生理がくるか・こないかだけ考えがちになり
落ち込むことが多い。そんな時ご主人さんが良い事も悪い事も知っていると、客観的にみてくれて、
この方法をとった方が、調子がいいようだとアドバイスをくれるので、自分の状況が把握しやすくなった。
②自分では気づいてない事を、発見する事がある。
女性では気がつかない部分を、気がついて、質問してくれるのでその事を病院や薬局で聞くことで
知識が増える
③話が広がり、パートナーと良い関係を作れる
つねに話をすることにより、不妊治療以外の話にも話題は広がっていくので
共通の話題が多くなり、ラブラブになれる
とお客様から教わりました。
ご主人さんに理解してもらうように話をするには、女性自身もよりよく今の状態を把握しないといけないし、
結構な労力を必要とすることだと思います。
私は、お客様に理解していただけるように話をするというお仕事をしているというのに
主人に対しては、不親切に話していたかもしれません。
また、負のことばかり話をして、良い事を話していなかったために不安感を与えていたかもしれないと
気づかされました。
お客様から教えて頂き感謝しています。
夫婦が協力していくとは、このような事柄もあるのではないかと思いました。
飛行機の中から虹を見ました。ラッキーです。わかるかな?
若腎虚(男性の精力減退)
漢方でいうと「腎」というの腎臓の働きをさすのではなく、
脳下垂体、副腎、性腺、甲状腺、膵臓などのホルモン系や、泌尿生殖器の働き、免疫関係
の働きもするのでとても大切な場所です。
そこは年齢ともに老いていくのですが、男性は8の倍数で年齢ともに変化していくと考えられています。
24~40歳にピークを迎え、
48歳で性機能の減退、
56歳で老化が本格化します。
こうした「腎」の機能の低下を漢方では「腎虚」といいます。
その腎虚が今の時代早くでてきています。
ストレスなどの影響や、環境ホルモンなどが原因と考えられています。
2007年4月25日の読売新聞に載っていたのですが、
「元気のない40~50代・・・男性ホルモン60代より少ない」
年代別にサラリーマンの唾液中の男性ホルモンの量を測定したところ、
高いのが20~30代、
ついで高いのが60代異常最後が40~50代という結果になったとでていました。
40代になると管理職の方も多くなり、仕事のストレスも増えるため、疲労や抑うつ感といった心身のさまざまな症状に、
男性ホンモン低下が関係しているのではないかといった考察がでていました。
男性ホルモン低下=若腎虚にあてはまるのですが、
精力減退はもちろんのことながら、
不眠、不安、認知能力の低下、肩こり、頭痛なども起こってきやすくなります。
そうなってくると忙しい仕事をこなす事ができなくなってきます。
生活環境を変えることは難しいので、
漢方を使うことで少しでも「腎虚」を遅らせることができると元気にすごせると思います。
不妊治療
日本経済新聞に載っていた記事なのですが、2006年に出産した30代女性を対象に5月下旬に実施した調査で、
「不妊治療を受けていた」との答えが13.8%あった。
出生数の過半数を占める30代女性の間で、不妊治療に抵抗感が薄れ、期待が大きいことがわかった。
妻の受診率13.8%に対し、「夫が受けていた」と回答したのは3.5%だった。
(日経ネット いきいき健康 6月10日配信より抜粋)
厚生労働省の統計では、平成18年度の出生率は109万2662人。
うち30代の出産数は58万8千人と出生総数のの約54%を占めています。
40代は2万2千人になっています。
漢方の中では女性は35歳、衰え始めるといいます。
卵巣も動きが活発なのは30代前半まで、37~38歳頃を境目に卵巣の働きは徐々に衰え始め、
女性ホルモンの分泌量も減少しはじめます。
体外受精の妊娠率、分娩率を見ると、35歳以上はぐっと低下します。
卵子の老化、子宮環境の悪化、全身のバランスが悪くなることが、妊娠しずらい結果となっています。
30代での出産が多くなっている一方、データー的には妊娠しにくい体になっていくと言われています。
いっけん矛盾しているように見えますが、30代以上で妊娠を希望している人は、かなりの数いらっしゃるけど、
多くの方が叶ってないのではないかと思いました。
年を重ねることは、皆さん平等ですが、体に気をつけてあげることによって、
老化を遅らせることはできるのではないかと思っています。
昔は早くに結婚をして子供を20歳代で産むことが普通で、
30~40歳代には生殖機能を使う必要がなかったので出生率は低かったのですが、
今は晩婚で子供を産むのが30歳代になっています。
ということは昔よりも女性は自分の体に目を向け大切にしていく必要があると思います。
コウノトリ公園
兵庫県但馬地方にある「コウノトリの郷公園」に行きました。秋篠宮ご夫妻が訪問されて、その後紀子さまがご懐妊をされたことで有名になった場所です。その後妊娠を望む方が多く訪れている場所です。そこでもあやかることができたらと思い、何度かトライしたのですがとても交通の不便な所で 断念していたのですが、ようやく行くことができました。
そこの公園で売っている記念切手をはり、コウノトリの形をしたポストに投函すると特別消印が押されるとインターネットで知ったので、おなは薬局でご縁があった皆様にはがきをだそうと思って準備していったのですが、な!なんと!
切手を売っているはずの売店がないんです(><)ちゃんと電話で公園の方に確認をしたのに・・・切手がないんです。そこで私は涙ながらに訴えました。「沖縄からこのはがきを出すためだけにここに来たと、どうにかなりませんか」と懇願しました。そしたら「切手があったらはがきを預かって次の日に出してあげる」と言われて、郵便局に切手があるか問い合わせてしてもらったのですが、人気で完売しているとのことでした。がーん!!手はつきたかと思ったのですが、
個人で何枚か持っている方がいらして譲ってもらえました。それでも枚数が足りなかったので、公園の方が見かねて「明日は仕事が休みなのではがきを預かり普通の切手をはり、記念スタンプを押して投函してあげるよ」と言われ、ご好意に甘えてお願いしてきました。 なのでそういう事情ですので普通の切手がはられいると思いますが、ご了承くださいね。
なんだか不思議な感覚でした。その場所に行くことができたのも奇跡だし、その場所で公園の皆さんのお力を借りてはがきを出すことができたのも偶然ではないと思います。このブログを見てくれたすべての方にもコウノトリが赤ちゃんを運んできてくれますように
薬局にはその時のハガキを飾っています。
不妊の漢方金額
漢方は高い物と思って、なかなか手がだせない人がいらっしゃると思うので、だいたいの目安の金額を書いときます。2万~/月になっています。人によってはゆっくりで良いとおっしゃられる方は約1万で長く飲まれています。また年齢が40歳を超えると金額が高くなってしまいます。
これは私の考えなのですが、体外受精を予定していて、女性はホルモン剤を使用しても卵ができない、子宮内膜が薄くて卵が戻せないという方が結構いらっしゃいます。そんな時病院では次の周期にまた予定が組まれます。はたして卵ができなかった体の状態で、一ヶ月たったら卵ができるようになるということがあるのでしょうか、まず母体がしっかり質の良い血液の循環が良くなることが先決だと思います。男性は精子量は日によっても違うしストレスの影響を受けやすい物です。なので女性の排卵に合わせて、精子の状態をマックスに持っていく必要があります。2人の体の状態がよく、タイミングが合えば必ず成功します。体外受精の事で書きましたが、その他でも同じことが言えます。体外受精をするのには何十万をお金がいります。漢方を使って体を作ってからの方が成功率もあがり、金銭的にも安くつくのではないかと思います。
未病
体の不快な症状を訴えるとき、本当は前からちょっとした前兆があったと思います。例えば不妊の方で子宮内膜が薄いと言われた方は、以前から生理の症状でいえば、生理量が少なくなったり、固まりがでたり、生理痛がひどかったりなどしています。その他の事としては、爪が割れやすくなったり、髪が細くなって切れやすい、抜けやすい、化粧のりが悪い、肌が乾燥して痒い、口唇が乾燥する、口唇の色が悪い、うぶ毛が濃くなる、体が冷えるなどいろんな症状がでてきています。それはすべて質の良い血液がないのと、循環が悪いのが原因なのですが、それらが急にいっぺんにでてきたかというとそうではないと思います。ちょっと気になるから、今の子宮内膜が薄いといわれる状態まできていると思います。その小さい症状があるうちに、対応しておけば悪くもなら なかった思います。漢方では未病(病気ではない症状)をみつけてそれが悪くなって病気にならないように体のバランスを整えていくことを得意としています。
体はもって生まれた体質+生活環境(地域・食生活・活動・ストレスの有無)=現在の体調
なるまでに時間がかかっているのですから、治すまでにも時間がかかります。ダイエットでもそうですが、急にやせるとリバンドの可能性も高く、体の不調が伴う場合があります。しかしゆっくりと時間をかけてのダイエットは維持することもでき、綺麗に痩せられます。漢方での体作りもいっしょで時間がかかります。ぱっと最終目的が達成されるのではなく、徐々に気になる症状がなくなりよい結果につながっていきます。不妊の場合にはいつも半年は続けてくださいと伝えます。今までのひずみがきているのですから、焦らずに半年は体作りと思って続けていたたければと思います。たくさんの成功例もでていますの安心して利用されてくださればと思います。
嬉しいこと
40代の女性の方から嬉しい報告をうけました。この方は不妊症で漢方薬を飲んでいたのですが、髪の毛の白髪がなくなっていると喜びの声がありました。すご~い!!「髪の毛は血の余り」 といわれているので、体に血液が満ち足りてきているので髪の毛に栄養分が回ってきているのだと思います。ということは子宮・卵巣にも血液が充満して赤ちゃんが授かる健康作りがすすんでいるということです。 結構漢方を飲んでいると、おもわぬ良い作用が現れてきて喜ばれます。一般の薬というのは、胃薬というと胃の不調でしか使わないのですが、漢方薬では胃薬は胃の不調でも使うし、不妊症、不眠、アトピーなといろんな症状に使っていきます。逆に不妊症といっても人によって飲む薬がまったく違います。その人の体のひずみを健康な状態に戻していくので、いっぱい小さい良いことがおこってきます。いっぱい小さい体のひずみを治す事により最大の目的(不妊・生理不順)を達成するのです。