不安と焦り

私はとても気が短く、すぐに結果(多いのは将来のことなどです)を求めてしまいます。
しかも白黒をはっきりしないと落ち着きません。なのですぐになにかあると不安になり焦ってきます。
物事をグレーのままでゆっくり育てて行くことができないのです。
不安というのはくせもので、一度その輪にはまり込むと、次から次へと、現実にも起こっていない事を考え、空想の世界に入り、現実が見えなくなり焦ります。
漢方では「心は神(精神)の舎るところ」といわれていて、
精神活動を安定させるには、心を養う栄養物である血や陰(体液)、気などが充実し廻っていないといけません。
もともと血、陰、気が少ない人は精神的に弱いとも考えられますが、
普段は大丈夫なら、気が廻るということが重要になってくるのではないかと思います。
ストレスにより気が廻らなくなり、廻らないことでより悪循環がおこって不安の焦りの輪から抜け出せないのだと思います。
私の経験でいうと、不安の中にいる間というのは、
自分の事しか考えていないため、解決策も考えるわけではなく、時間も、体の機能も止まったように感じられます。
こんな時、発想を少し変えてまっいいか!!
考えてもしょうがない、とりあえず目の前にある事をしていこうと思えると、
気が廻ってきて物事が良い方向に進んで来ます。
昔の私は物事を悪い方向に考えるだけ考えへ、疲れ果てて不安がなくなるというパターンだったのですが、
今考えると、その度に気滞になり、気が廻らないので、
お血(血液の循環が悪くなり)、痰湿(体に必要のない汚い物質)がすすんでいってたのではないかなと思います。
体と心はひとつです。体がよければ心も上等!心がよければ体が上等!!
私なりに不安、焦りについて書きましたが、
だからといってうまくコントロールできているわけではありません。
不安の輪にはまると上記したことは忘れてしまうので、
早く抜け出せるように、日々訓練している段階です。
きっと今がんばっているいろんな事が、将来につながっていると信じています。