皮膚病講座(2)

 昨日は、テレビ電話による皮膚病講座がありました。
東京にいる中医師(中国の漢方医)の楊先生と全国の薬局の先生が回線でつながりお勉強です。
現代は、便利になりましたね。
東京に行かなくても話が聞けるんだから素晴らしい!!
私は、いくら本を読んでも頭には入らず、直に話を聞くことで
情報が整理しやすいと思っているので、先生の話を聞くことができる環境があるということは嬉しいです。
今回は『蕁麻疹』と『掻痒症』です。
蕁麻疹は、一過性の紅斑で、数分~数時間持続し、消失します。
急性の蕁麻疹もありますが、1ヵ月以上繰り返しておこる慢性蕁麻疹もあります。
ストレスなどにより起こる場合もありますし、コリン性蕁麻疹といって緊張のあとにホッとした時に出る
のもあります。女性では生理周期に影響されるのもあります。
一番困るのは、喉におこる場合です。
食品・薬などを摂取して30分以内に腫れてきて炎症を起こします。
目とか唇などにもおこりますが喉になった場合は、呼吸困難をきたす場合がありますので
その場合は、早めに病院に行くことをおすすめします。
いろいろな蕁麻疹がありますが、慢性化してしまうとなかなか治りにくいので早めの対処をおすすめします。
『掻痒症』は
皮膚が乾燥してかゆみがひどい場合をいいます。
老人に多く、皮膚からの分泌物が減ることとで皮膚のバリア機能が落ちます。
角質が厚くなるので皮膚表面が潤いがなくなりかゆみを伴います。
かゆみを伴うと、そこを手で掻いてしまい、傷をつけることで治りが悪くなりますし、
皮膚を刺激してしまい、よけいにかゆみ物質が放出されるため悪循環になります。
できるだけ爪でひっかかないように、爪をしっかり切ること、
痒いところの周囲を指のはらで軽く押したり、冷やしたりすることでかゆみが緩和します。
かゆみがあって寝れないという場合や、知らないうちに掻いてしまう場合があります。
その場合は抗ストレス作用があるといわれる『シベリア人参』がおすすめです。