以前、漢方を使ってくれているお客様が久しぶりに来店してくれました。
仕事をはじめてから生理痛・生理前からの頭痛・吐き気があり
病院に行ったところ、症状がきつくて生活に支障があるのならと
ピルを１周期服用するのをすすめられてようです。
でもピルを飲むことに抵抗のあったお客様は漢方を思い出してくれて
きてくれました。
ピルはエストロゲン（卵胞ホルモン）とプロゲステロン（黄体ホルモン）が
入っている薬で排卵後から生理がくるまでの状態または、妊娠している時と同じ
状態を作りだし、ホルモンの動きを止めることで避妊・生理を遅らす・子宮内膜症改善
生理痛・月経前症候群・不妊症などの時に使います。
たくさんの人が使っていますし、きちんと使えばQOLを高めてくれる薬だと思います。
しかし、初診でいった病院ですぐに処方するくらい使っていいものだろうか？
と私は思います。どうにもならない時には使う必要があると思いますが
今回の場合は、あきらかな原因は仕事をはじめたことによるストレスで
ホルモンバランスを崩しているのだと思います。
体というのは、いろんなバランスを取りながら生きています。
自然治癒力でひずみを整えてくれます。
生理のトラブルがあるのは、体が無理をしていますと教えてくれているのです。
排卵・生理がきっちりくるのは健康な証拠です。
それをむやみにピルを使いホルモンバランスを変えてしまうことが
悪循環になることもあります。
私はピルを使うことをあまりおすすめしたくありません。
その前にご自身のもつ自然治癒力を高めてバランスを取り戻す努力をしても
いいのではないかと思います。
漢方薬もホルモンバランス・自律神経のバランスをとるのにとても有効なアイテムです。
お客様が漢方薬を使い、生理痛・月経前症候群がよくなればいいな～