卵子老化の真実

『卵子老化の真実』の本読みました。
体験談も載っていて、とっても読みやすい本でした。
単純に卵子の老化で、妊娠しにくいよう~という本かと思ったのですが
高齢出産のデメリット & メリット が書かれていて参考になりました。
この本によると、昔のほうが高齢出産が多いと記載がありました。
『大正14年には、45歳以上の母親からうまれた子が2万人近くもいたのです。
これは、現在の45歳以上の出産と比較すると、なんと21倍です』
その理由としては
多産なので『妊娠をしたことがある女性の子宮は、周囲の血管が太い』
ということです。
『骨盤内の血流がよければ、卵巣や子宮に栄養分がたくさんもらえる上、排卵につながる
刺激もキャッチしやすいと考えられます。排卵は、脳下垂体から、血流に放出させる
卵胞刺激ホルモンの命令で起きるからです。』
『卵巣は解剖学的にみて、冷えやすい位置にある。脚からあがってくる総腸骨静脈という太い
血管が、卵巣がちょうどのるような位置にある。なので脚が冷たい人は、卵巣につめたい
血液がいく』
このようなことから、やっぱり血液循環をよくしてあげる必要があるようです。
薬局で説明をする時に、
血流量は卵巣年齢を若くすると説明するのですが
そのことが、うまく説明されていました。
あと、SEXのタイミング、男性の年齢(精子の老化)、妊娠、出産、育児まで書かれていて
不妊治療後のことも想像しやすいので、不安を取り除くだけの材料は載っています。
一度読んでおくといいですよ。お勧めです。