不妊治療助成「42歳まで」 受給は最大6回に削減 へ


7月29日 に厚生省検討会において
不妊治療助成金が
年齢無制限 → 43歳未満まで
通算5年で受給回数10回  → 期間を制限しないで最大6回
                    40歳以降で不妊治療を始めた場合は3回
1回の治療につき最大15万円
夫婦で年収730万円未満」の所得制限は変更なしです。
具体的な適用時期は今後検討するになっています。
私としては年齢別における出産率を考えると
不妊治療助成金の年齢制限 43歳未満には賛成ですが
それ以前に考えないといけないことが、たくさんあるだろうと思います。
よく引き合いにだされるのが、フランスです。
年齢制限が43歳未満だといわれていますが
フランスはとてもシステムが考えられていると思います。
不妊を病気だととらえて、その年齢までは、すべての治療が保険適応になっています。
男女ともに、診察を受けないといけません。
診断書を医師にもらうと、職場でお休みがもらえるようになっています。
中国の漢方での不妊治療専門病院に研修に行ったときに、
患者としてきていたのは、20代後半
薬局によく来られる30代後半の患者さんは、いなくて
その年齢は若年性更年期障害で悩まれている方々でした。
それだけ日本は子どもを希望する年齢が高いのが現状です。
平成21年度の初婚年齢は、男性が30.4歳、女性が28.6歳
平成21年度第1子出産時の母親の平均年齢が30.1歳
子どもがいつかは欲しいなと思っていても
なかなか現実に目の前にいない子どものことよりも、
目先の生活のことに頭がいっぱいにならざるおえない社会があると思います。
不妊治療助成金の年齢制限をもうけることをきっかけに
男女の体・性の仕組み・卵子の老化の現実
子どもを妊娠しやすい・育てやすい環境ができていくのを望みます。