臨床医学各論 第8章 整形外科疾患
後縦靱帯骨化症(OPLL)
椎体の後壁にある後縦靱帯が骨化変性をおこし脊髄圧迫を発現した疾患。
〈疫学〉
東南アジアに多く発症年齢は頚椎部は男性、胸椎部は女性に多いが全体としては50歳以上の高齢の男性に多い。頚椎部の好発部位はC5、C6
〈原因〉
遺伝的因子が関与していると考えられている。
〈症状〉
頚髄:痙性四肢麻痺
胸髄:四肢のしびれ、脱力
腰部の神経根障害の合併も多い
〈診断〉
X線検査で容易に観察することができる。
〈治療〉
無症状と有症状で対応が異なる。