臨床医学各論 第8章 整形外科疾患
腰部椎間板ヘルニア
20代~40代の男性に多い。腰部の場合は加齢による変性だけでなく、急激な負荷(重いものを持つ、スポーツ)などで発症することが多い。
〈好発部位〉
L4~L5、L5~S1 80%
〈症状〉
腰痛、下肢痛→坐骨神経痛
〈検査〉
神経根症状
①下肢伸展挙上テスト(SLR)
②深部腱反射
③セラーグ・テスト
脊髄症状
①深部腱反射
椎間 | 神経根障害 | 知覚障害 | 筋力、腱反射低下 |
L3~4 | L4 | 大腿前面 下肢内側面 |
膝蓋腱反射 大腿四頭筋、前頸骨筋萎縮 |
L4~5 | L5 | 下肢前外面 足・背 |
長母指趾伸筋低下 大殿筋萎縮 |
L5~S1 | S1 | 下肢外側 足・背 足底外縁 |
アキレス腱反射 腓腹筋・腓骨筋低下 |