臨床医学各論 第8章 整形外科疾患

外傷・スポーツ障害
スポーツによって起こる障害を総称してスポーツ障害と呼ぶ。急に大きな力が加わり発症するものをスポーツ外傷といい、繰り返しの動作によって発症するものをスポーツ障害という。

野球肘
野球によって生じる肘関節の障害の総称で、少年期のものは離断性骨軟骨炎であり、成人期のものは尺側側副靱帯損傷をはじめとする軟部組織の炎症が主体である。少年期の野球肘をリトルリーガーズエルボーと呼ぶこともある。

〈成因〉
投球動作は肘関節全体に外反ストレスを生じる。また、投球後のフォロースルーにおいては肘頭が肘頭に強くぶつかる。この結果、様々な障害が発生する。離断性骨軟骨炎では、成長期に関節運動を繰り返すことにより骨が筋肉に引っ張られ、欠けてしまう。

〈症状〉
肘関節運動時痛で投げるたびに痛みを自覚することが多い。離断性骨軟骨炎では、離断した軟骨骨片が関節の間に挟まってしまい、激痛が生じ動かせなくなる。これを関節ねずみという。進行すれば尺骨神経麻痺がみられることもある

〈予後〉
初期は数ヶ月の投球禁止で治癒することが多い。

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