臨床医学各論 第8章 整形外科疾患

外傷・脱臼
関節面が正常な可動域を超えて接触を失った状態をいう。一部接触を保っている場合は亜脱臼という。

〈成因〉
外傷性脱臼:外傷により一方の関節端が関節包外に脱出したもの
病的脱臼:外傷性以外の脱臼をいい、関節包内脱臼である。

〈症状〉
異常肢位,関節の疼痛、変形

〈治療〉
受傷後なるべく早期に整復することが望まれる。整復後、ギブスなどで約3週間固定し、その後、後療法を行う。

〈主な脱臼〉

  1. 肩関節脱臼
    四肢の外傷性脱臼でもっとも多く、全脱臼の半数を占める。肩関節脱臼のなかでは、前方脱臼が90%を占める。約20%に腕神経叢や腋窩神経の麻痺を合併する。
    整復法はコッヘル法、ヒポクラテス法、スティムソン法がある。また、反復性肩関節脱臼は習慣性脱臼の中でもっとも頻度が高い。10代では90%以上、20代で80%、30代で50%が反復性肩関節脱臼に移行する。肩関節の外転、外旋で起こりやすい。
  2. 股関節脱臼
    股関節脱臼では、正面衝突の交通事故でダッシュボードに膝をぶつけたときに発生することが多い。後方脱臼が多い。腹部損傷、骨盤骨折、膝関節損傷などの合併損傷を伴うことが多く重症である。24時間以内に整復しないと骨頭壊死の頻度が高くなる。
ダイエットは、こうでなくちゃ....

三密を避けて、リモートよりダイエット相談受付中

お一人、お一人に寄り添ったオーダーメイドのカルテをお作りします。お気軽にご連絡ください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事