臨床医学各論 第８章 整形外科疾患
側彎症
脊柱が前額面上で異常に左右に彎曲している状態をいう。コブ角が１０°未満は正常。１０～１９°は要定期的観察２０°異常は要治療である。
〈疫学〉
性差は１：２～３で女性に多い
〈原因分類〉
- 機能性側彎：脊柱に変化が無く自分で矯正できるもの。姿勢不良、代償性側彎、疼痛性側彎、ヒステリー性側彎、炎症性側彎
- 構造性側彎：脊柱に変形や捻れがあって自分で矯正できないもの。
特発性：乳児期、学童期、思春期 （原因不明）
症候性：神経性、筋性、先天性、外傷性、リウマチ性など （続発）
