臨床医学各論 第8章 整形外科疾患

重症筋無力症

神経筋接合部の興奮伝達の阻害により、筋の脱力、易疲労性が生じる自己免疫疾患

〈原因〉

アセチルコリン受容体タンパクに対して自己抗体を生じるためにその量が減少し、興奮伝達が阻害されて起こる。

〈症状〉

外眼筋やまぶたの筋など、目の周りの筋力低下と易労、眼瞼下垂複視はほぼ必発。休養すると消失し、動作を繰り返すと悪化。朝方は比較的症状が軽く、夕方になると症状が悪化する特徴がある。

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