臨床医学各論 第8章 整形外科疾患

総論

保存的治療と観血的治療
①保存的治療(非観血的治療):手術を行うのではなく、病気の臓器の機能を残しながら行う治療

  1. 安静
  2. 精神療法
  3. 薬物療法
  4. 理学療法(身体療法)
    運動療法:可動域訓練、筋肉増強、日常生活訓練など
    物理療法:温熱療法、電気治療、水治療法
    その他:鍼灸治療、あんま、マッサージ、指圧など
  5. 作業療法と言語訓練
  6. 徒手矯正と整復
  7. 牽引療法
  8. 固定:ギブス、包帯、シーネ(副子)、装具

②観血的治療:治療手段において、身体になんらかの障害を加えて行う治療
外科的にメスを使う出血を伴う治療

  1. 手術
  2. 内視鏡下手術
  3. その他:臓器摘出術、臓器移植術
映像診断
単純X線撮影 短時間で簡便だが、読み取りに習熟が必要
肺・骨
肺(空洞)→黒

骨(詰まっている)→白

マンモグラフィ 乳房専用のX線撮影検査
透視X線撮影 X線テレビを使用し、造影剤の動きや身体内部の働きを観察しながら撮影 胃・大腸・血管・腎臓
CTスキャン 身体の軸に対して水平方向に断層画像撮影できる。360度方向よりX線を照射。放射能被曝量が比較的多い 整形外科分野
金属・骨・出血直後(密度高)→白
肺(低密度)→黒
MRI 放射能被爆がない。
金属・ペースメーカー・脳動脈瘤クリップ不可
T1強調→脂肪と他組織(腫瘍)の区別
T2強調→水分(脳血管障害)
エコー
超音波診断
超音波をあて、対象物の反射により状態をみる。 心筋・心臓弁・胎児の動き・軟部組織・腫瘤・肩膝関節
内視鏡検査 胃カメラ・大腸カメラ

関節疾患
関節の病態生理:対象とするもの

関節疾患ではこれらの組織が傷害される
①関節が痛い
②関節が動かない
③関節がグラグラする

関節痛の2大原因
①機械的刺激(因子):間接包や靱帯が伸ばされたり、大きな力が集中するもの
②化学的刺激(因子):炎症によってつくられた物質によるもの

A.関節軟骨の反応
特徴:血管・神経・リンパ管がない組織のため、成長期では骨から栄養を受けるが成長期を過ぎると関節液が栄養となる。

B.滑膜の反応
特徴:関節液をきれいにし、関節運動がスムーズに行えるようにする。(関節液の物質交換システム)

C.間接包・靱帯の反応
特徴:関節がぐらつかないように補強する

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