食道炎・食道潰瘍

物理・化学的刺激や感染により食道粘膜に炎症を起こしたもの。
遺産や胃内容物の逆流によるものをとくに逆流生食道炎という
最近、噴門部括約筋の機能障害は
・呼吸器疾患(慢性咳嗽、慢性気管支炎)
・耳鼻科疾患(副鼻腔炎、中耳炎など)の原因になると考えられるようになり
GERDガード胃食道逆流疾患と呼ばれ、注目されている。

『疫学』
高齢者にしばしば見られる(頻度は明らかでない)

『成因・病態生理』
物理・化学的刺激(=酸・アルカリ、薬剤、熱、放射線など)や
感染(細菌、ウイルス、真菌感染→免疫力低下した患者に多い)により
食道粘膜に炎症を起こし、さらに進展すると潰瘍が形成される。
 高齢者では食道・胃接合部の噴門部括約筋が弛緩しているため胃液が
食道内に逆流しやすくなっており、胃酸により食道炎を起こしやすい(=逆流生食道炎)

『症状』
軽度の場合は無症状か嚥下時痛、胸焼けがするなどがみられる。
夜間の胸焼けは狭心症との鑑別が必要になる
高度なものは潰瘍を形成するので、出血、吐血、下血、舌禍障害をおこしたり、穿孔して縦隔炎を起こす。

『診断』
上記の症状を参考に内視鏡検査を行う。
逆流生食道炎は粘膜障害の広がりからGrade A~Dまでの4段階に分類する。
潰瘍形成型食道癌との鑑別が困難な場合には内視鏡かで生検、物理診断。

『治療』
強酸・強アルカリによる場合はそれを中和する。
ウイルス(ヘルペスウイルスなど)や真菌(カンジダなど)によるものはそれぞれ
抗ウイルス薬、抗真菌薬を投与する。
病変拡大を防ぐため胃酸分泌抑制(プロトンポンプ阻害薬、H2受容体拮抗薬など)
※抗コリン剤は噴門部括約筋の弛緩を助長させるため用いない。食後すぐに臥床しないこと、
臥床時に上半身を少し挙上するなども有効

『予後』一般的に予後は良好

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