貴重な体験。
夏休みの特別授業に「鍼灸の力」がありすごく貴重な体験をさせて頂きました。
３年生１名、２年生１名、１年生１名でグループを作り1人を患者役にして首の回旋を改善するのに
グループで見立てをして、証をたて、治療する穴を選び治療する。 ３年生がいままでにならった方法ならなんでもOK。
局所は最後に打つということで実習をしました。
まずは施術前にどのくらい首を回旋できるかを測定（正常６０°～７０°）
右５５°左５２°
まずは首周辺に通っている左右の大腸経の原穴（合谷）、小腸経の原穴（腕骨）に置鍼５分
→右６０° 左４８° 左がよくない。
左を中心にアプローチして 筋会の陽稜泉の左に置鍼５分
→左５７° 改善
次に脈診をしたところ肝が虚していたので 六十九難で曲泉、陰谷に置鍼５分
→右６０° 左５４°
最後は左後部に突っ張りがあったのでその周辺の穴、風池、完骨に置鍼５分
→右７１° 左６８° つっぱり感が消えて首の回旋がスムーズになった。
首回りは多くの筋肉が関わって首を回旋させたりするので難しいのだそうだ
現代鍼灸的な考え方でアプローチしていったが結果が出てよかったし何より
首回りがすっきりして自分自身ビックリである。 まさに「鍼灸の力」であった
今回の様に実際に動く角度を角度計で測定して、経過を観察しながらの実習は大変おもしろかった。
本当に鍼が効いたのか、数値で測られると効果を確認しやすい。
次回も是非参加したい．
