臨床医学各論 第8章 整形外科疾患

筋・腱疾患
骨格筋:骨に付着し動きをもたらす。体重の約40~50%を占める横紋筋である。また、骨格筋は自分の意志によってコントロールできる随意筋である。
腱:筋の末端部であり骨膜に付着する。

これらの組織が傷害される
①痛い
②動かせない
③腫れている、熱をもっている

筋肉炎・筋膜炎
筋肉や筋膜に炎症が起これば、これを筋炎、筋膜炎とよぶ

〈原因〉
機械的・物理的刺激
②有害化学物質
③生物的侵襲
④自己免疫機序
※筋、筋膜は構造上1つの機能単位であり、また筋末端部は腱・靱帯に移行しているため、筋炎・筋膜炎・腱炎・靱帯炎は併発することが多い。

〈症状〉
四大症状、疼痛、発熱、発赤、腫脹

〈治療〉
○急性期:原則は原因の除去。安静、冷シップ、消炎剤、鎮痛剤
○慢性期:鍼灸、マッサージ、温熱療法

※特殊な筋炎・筋膜炎
①多発性筋炎:自己免疫疾患であり、筋力低下関節痛が四肢近位筋に左右対称に起こりやすい。筋力低下関節痛が目立つが、全身症状として発熱、倦怠感、罹患筋肉の自発痛、圧痛、腫脹を起こす。
皮膚筋炎
眼瞼周囲のうす紫のアイシャドー様の色素変化や浮腫、手のMP関節やPIP関節のかさぶた状の紅斑、肘や膝n強皮症様変化などの皮膚症状を伴う亜型。

②化膿性腸骨筋炎
黄色ブドウ球菌が原因として引き起こされる腸腰筋の化膿性疾患。虫垂炎の術後などに起こる。腰部から股関節部の疼痛のほか、悪寒、発熱、倦怠、赤沈の亢進、CRP高値、白血球増多などの化膿性疾患の症状がみられる。

③骨化性筋炎
関節付近骨折後に周辺軟部組織に石灰沈着骨化が生ずるもの。

④悪性高熱
常染色体優位遺伝の疾患であり、咬筋の硬直、頻脈、40℃の高熱がでる。

⑤足底筋膜炎:アイシングが効果的

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