臨床医学各論 第8章 整形外科疾患

骨代謝性疾患・骨腫瘍:
骨の病態生理
骨は特殊な組織であるため,刺激に対しては限られた反応しか持たない。どのように反応するか?
①骨の形成が異常になる
②骨の吸収が異常になる
③骨を構成する細胞が壊れる

骨粗鬆症
種々の原因による骨量の減少と骨微細構造の変化のために、骨がもろくなって骨折しやすくなった状態をさす。80歳前後では人工の約半数が、また50歳の全女性の約1/4が原発性骨粗鬆症の診断基準を満たす。

〈原因〉
骨の形成量と吸収バランスが崩れることにより起こる。

〈分類〉
○加齢により起こるもの:老人性骨粗鬆症
特徴:骨の吸収よりも骨の形成が減少しており、骨の絶対量は減少する。

○内分泌異常や栄養障害によるもの:甲状腺機能亢進症、閉経後骨粗鬆症
特徴:骨の形成よりも骨の吸収が増加しており、骨の絶対量は減少する。

〈症状〉
全身症状、腰がだるい、疲れやすいなど。骨粗鬆症による骨折の好発部位
橈骨遠位端骨折(手首:コーレス骨折スミス骨折バートン骨折
上腕骨近位端骨折
脊椎(圧迫)骨折
大腿骨頸部骨折

〈診断〉
X線検査、血液生化学検査:アルカリホスファターゼ値
骨量測定:微量な骨量減少をとらえることが可能である。

くる病・骨軟化症
骨基質の石灰化の障害。石灰化不十分な類骨が増加した状態を骨軟化症という。骨端線閉鎖前の場合はくる病という。多くは2歳までの乳幼児に発症する。

〈原因〉
ビタミンD欠乏により発症

〈症状〉
全身症状:不機嫌、不安、不眠、発汗、皮膚蒼白、肝臓や脾臓の腫大、筋弛緩、易疲労
小児の症状:低身長、下肢変形
その他の症状:腰背部痛、下肢痛、筋力低下、筋緊張低下、歩行障害(アヒル様歩行

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