臨床医学 「1-7」細菌感染症 細菌性赤痢 第1章 感染症 『1』細菌感染症 細菌性赤痢:赤痢菌による急性大腸炎。感染症法の3類感染症。 「疫学」 年間1000人前後発病。 海外渡航後の発症も多い 「成因・病態生理」 経口感染。赤痢菌が大腸粘膜細胞に侵入し、大腸粘膜に潰瘍を形成する。→出血 「症状」 潜伏期:1~4日 発症:発熱、倦怠感、腹痛、下痢(軟便・水様... 2013年6月26日 小那覇 安之
臨床医学 「1-6」細菌感染症 細菌性食中毒 第1章 感染症 『1』細菌感染症 細菌性食中毒:細菌又は細菌の産生する毒素で汚染された食品を経口的に摂取して発症する急性健康障害。 「疫学」 年間3~4万人発生。 頻度が高い:腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌 「成因・病態生理」 ・発症メカニズムによる分類 A.毒素型:食品内で増加した細菌の生産した毒素によ... 2013年6月25日 小那覇 安之
臨床医学 「1-5」細菌感染症 ブドウ球菌感染症 第1章 感染症 『1』細菌感染症 ブドウ球菌感染症:黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌(MRSA感染症を含む)による感染症。 「疫学」 皮膚・粘膜、種々の臓器に起きる細菌感染症としては多い。抗菌薬に抵抗性を示すメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染症が院内感染として社会問題となっている。 「成因・病態生理」 ... 2013年6月24日 小那覇 安之
臨床医学 「1-4」細菌感染症 破傷風 第1章 感染症 『1』細菌感染症 破傷風:破傷風菌(嫌気性)によって起きる急性感染症。感染症の5類感染症。 「疫学」 3種混合ワクチンで減少、現在の発症数は年間数十例程度。 「成因・病態生理」 創傷感染。外傷などの傷口から侵入。破傷風菌の産生する外毒素が中枢神経を障害し随意筋の痙攣を起こす。 「症状」 潜伏期:4~7... 2013年6月22日 小那覇 安之
臨床医学 「1-3」細菌感染症 ジフテリア 第1章 感染症 『1』細菌感染症 ジフテリア:ジフテリア菌によって起きる急性感染症。感染症の2類感染症。 「疫学」 三種混合ワクチンで減少。現在の患者発症数は年間数例のみ。 「成因・病態生理」 飛沫感染。起動に感染し偽膜を形成し気道閉塞を起こす。ジフテリア菌の産生する毒素により心筋障害、神経障害を起こす。 「症状」 ... 2013年6月21日 小那覇 安之
臨床医学 「1-2」細菌感染症 百日咳 第1章 感染症 『1』細菌感染症 百日咳:百日咳菌による急性上気道感染症。 感染症法の5類感染症(見込み)、学校伝染病では第2種に指定。 「疫学」 3種混合ワクチン接種で減少したが、現在でも 乳幼児に多い。 ※DPTワクチン(D:ジフテリア、P:百日咳、T:破傷風)DPTともよばれる。 「成因・病態生理」 飛沫感染 ... 2013年6月20日 小那覇 安之