臨床医学 「2-4」ウイルス感染症 流行性耳下腺炎 第1章 感染症 『2』ウイルス感染症 流行性耳下腺炎:ムンプスウイルスによる耳下腺の急性炎症。俗におたふくかぜと呼ぶ。5類感染症。 「疫学」 主に学童が発病。約15%は思春期~成人に発症する。成人になって罹ると重症化しやすい。 「成因・病態生理」 飛沫感染で気道からウイルスが侵入し・増殖。ウイルス血症を起こし唾液腺、... 2013年7月2日 小那覇 安之
臨床医学 「2-3」ウイルス感染症 風疹 第1章 感染症 『2』ウイルス感染症 風疹:風疹ウイルスによる熱性発疹性疾患。2~3日で軽快するため3日ばしか。妊娠中に風疹に罹患すると、胎児に奇形などを起こす危険性がある。 「疫学」 小学校低学年に多い(ときに成人も罹患)。5年ごとに大流行するが、年間5千人(1999年)と少なくなっている。 「成因・病態生理」 飛... 2013年7月1日 小那覇 安之
臨床医学 「2-2」ウイルス感染症 麻疹 第1章 感染症 『2』ウイルス感染症 麻疹:麻疹ウイルスによる熱性発疹性疾患。5類感染症。 「疫学」 主に3歳以下の乳幼児期に発病。年間数万人発病、数十例が死亡している。 「成因・病態生理」 飛沫感染により、上気道粘膜に侵入・増殖し、所属リンパ節→全身諸臓器に至り二次的増殖が起きて発症。 「症状」 潜伏期:10~12... 2013年6月29日 小那覇 安之
臨床医学 「2-1」ウイルス感染症 インフルエンザウイルス 第1章 感染症 『2』ウイルス感染症 インフルエンザ:インフルエンザウイルスA.B.Cによる呼吸器感染症。5類感染症。 「疫学」 冬期に大流行しやすい。なかでもインフルエンザウイルスAが最も感染力が強い。我が国では年間数百~1千万人以上が罹患、数千~1万人以上死亡している。 「成因・病態生理」 飛沫感染により、ウイル... 2013年6月28日 小那覇 安之
臨床医学 「1-8」細菌感染症 腸チフス・パラチフス 第1章 感染症 『1』細菌感染症 腸チフス:チフス菌 パラチフス:パラチフスA菌による急性熱性疾患。感染症法の3類感染症。 「疫学」 腸チフスは年間百数十例 パラチフスは年間30~50例程度 これらの40~60%は海外感染 「成因・病態生理」 経口感染。細菌が小腸から侵入し、腸管リンパ節病変をきたし、リンパ行性に血液... 2013年6月27日 小那覇 安之
臨床医学 「1-8」細菌感染症 コレラ 第1章 感染症 『1』細菌感染症 コレラ:コレラ菌による急性で致死性の下痢性疾患。感染症法の3類感染症。 「疫学」 年間100人前後発病。多くは輸入食品が原因 「成因・病態生理」 経口感染。コレラ菌の毒素により、小腸粘膜から見ずおよび電解質が体外へ失われる。 「症状」 潜伏期:1日以内 発症:腹部不快感、下痢・嘔吐(... 2013年6月26日 小那覇 安之